地震による電力供給不足で始まった「計画停電」。家庭でも、出来る限りの節電が求められる。どんな工夫をしたらいいのか。
また、停電にはどんな対策が必要なのか、まとめてみた。
エアコン20度目安 冷蔵庫開閉減らす
家庭で使う電化製品は、エアコン(25%)、冷蔵庫(16%)、照明器具(同)、テレビ(10%)の順に多くの電力を消費するという。
財団法人省エネルギーセンター機器普及総括部は「この4種類が、家庭の消費電力量の約7割を占める。効率的に節電しましょう」と呼びかける。
エアコンを使う場合は、室温は20度を目安に設定する。
1日9時間使う場合、21度から1度低くすると、暖房期間(10月28日〜4月14日)に53・08キロ・ワット時、約1170円の節約になる。窓やドアの開閉は最小限にする。
冷蔵庫は、まず設定温度を見直したい。設定温度を「強」から「中」にすると、年間61・72キロ・ワット時の省エネになる。
冷蔵庫は詰め込みすぎたり、温かいものを入れたりすると余分な電力を消費する。扉の開閉回数を減らし、開ける時間を短くすると効果がある。
照明器具は、夜間はできるだけ、家族が同じ部屋に集まって過ごすと節電になる。
白熱電球から電球形の蛍光ランプに交換すると、消費電力は4分の1以下になるという。
テレビは、画面が明るすぎないようにするなど、省エネ機能が付いているものが多い。
取り扱い説明書を見て、その設定がされているかを確認したい。
生活研究家の阿部絢子(あやこ)さんは「寒さが続くだけに、体調に気を配りながら、無理のない範囲で節電を心がけてほしい」と話す。
ベターホーム協会(東京)の松田佳子さんは「炊飯器や電気ポットの保温も電気を使うので見直して」と話す。
ご飯を4時間以上保温するなら、電子レンジで温め直した方が節約になる。電気ポットも、湯の温度を高温に保つより、頻繁に使わないなら、低温にし再沸騰させた方が効率的だ。
松田さんは「小さな積み重ねが節電になります。
不安から食料を買いこむ人もいるようですが、生鮮食料品は食べきれず、無駄になってしまうことも。食べきれるかどうか考えて買いましょう」と話す。
「計画停電」にはどう対応すればよいか。停電になるとマンションなどではエレベーターが止まり閉じこめられる可能性がある。
マンション管理会社の東急コミュニティーでは「計画停電の時間帯には必ず階段を使ってほしい」と注意を呼びかける。
心配なのは冷蔵庫内の食品。パナソニックの担当者は「できるだけドアを開けず冷気を逃がさないように」という。
必要になりそうな飲み物などは、あらかじめ取り出しておく。庫内を整理し、どこに何があるか把握しておくと、扉を開ける場合も短時間で済む。
やかんに飲み水をくみ置きし、トイレ用として風呂に水をためるなど水の備えも必要。
停電時にはストーブやヒーターなど電化製品のコンセントを抜いておく。
使っている途中に停電しスイッチを切り忘れたままにしておくと、復旧した時に火災を起こす恐れがある。
家族一緒に
財団法人省エネルギーセンター(東京)が認定する普及指導員で消費生活アドバイザーの北村欣見子(きみこ)さんは、「長期的に電力不足となりそうなので、家族で話し合い、生活パターンを見直すなど節電について意識付けをしましょう」と助言する。
家族一人ひとりが節電したとしても、食事や入浴などの時間がバラバラだと、効果がない。
各部屋にテレビがある家も多いが、リビングなどで時間を決めて一緒に見るようにし、地震情報は電池式のラジオなどで得るようにする。
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